ＮＭＢ４８の島田玲奈（２０）が２７日、大阪・堺市民会館で行われたチームＭの単独ツアーで卒業を電撃発表した。２０歳の誕生日を迎えた昨年８月に「将来のことを考えるようになった」と明かした。関係者によると卒業後の進路は未定。

　２４日に行われた「大組閣祭り」後、初の卒業発表となった。チームＭキャプテンの島田は、アンコールで「私から報告があります。ＮＭＢ４８を卒業することに…」と切りだすと、「やめとけや～！」などと、続く言葉が聞こえないほどの驚きの声が会場を埋め尽くした。

　ファンの動揺を抑えるように、島田は、２０歳の誕生日に「今まで以上に将来のことを考えるようになりました」と打ち明け、「ＮＭＢではたくさんの経験をさせていただき、でも現実、つらいことも悔しいこともたくさんありました」と涙で言葉を詰まらせた。

　島田は過去の男性との写真がネットに流出し、２０１１年９月から謹慎。１２年１月１日に復帰した。総合プロデューサーの秋元康氏は復帰の条件として、チームＭと２期生のキャプテンを出し、島田もそれに応えた。

　この日は、「秋元先生があの時キャプテンという責任を負わせてくれて、よかったと思います」と話した。

　関係者によると、島田は「次のステップに進みたい」と話しており、今年２月に入り、卒業が決まったという。３月２０日のツアーファイナルまでは在籍することが決まっているが、卒業時期は未定。

　最後には「やりたいことはたくさんあるので、見守っていてください。本当に今までありがとうございました」と笑顔を作った。