談春「東京にはカリスマいなくなった」

 落語家生活30周年を迎えた立川談春(47)が記念独演会を5月31日に大阪・フェスティバルホールを皮切りに全国で開催することになり、28日、大阪市内で会見し「大阪には(落語家の)カリスマがいるが東京にはいなくなった」などと東西の違いを語った。

 師匠の故談志に入門して30年。談春は「らくだ」や「除夜の雪」「たちきり」など上方の大ネタを披露する。大阪の落語家に対し挑戦的な内容とも言え、「上方落語の聖域と呼んでいい演目。大失敗か大成功、いや、大のない成功しかない。大変なことをやっていると思われたい」と気を引き締めた。

 また、「東京と大阪の落語家100人同士が対決したら間違いなく大阪が勝つ。それは大阪にはカリスマがご健在だから。東京にはもういない」などと話し、大阪には四天王と呼ばれた桂米朝、桂春団治が若手ににらみをきかしていることをあげた。

 全国ツアーは現時点で31カ所、来年3月まで。「今後も調整中」としており、増えていくとみられる。

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