夏目雅子さんめいら宝塚音楽学校卒業
タカラジェンヌを養成する宝塚音楽学校(兵庫県宝塚市)で1日、第100期生の卒業式が行われ、85年に他界した女優・夏目雅子さんのめいでプロゴルファー小達敏昭(46)の1人娘・はるなさん、元プロ野球選手の太田幸司氏(62)の長女・玲奈さん、元プロ野球選手の清原和博氏(46)の親せきにあたる清原優衣奈さんら39人が、2年間レッスンに励んだ学舎から巣立った。
小達さんは夏目さんだけでなく、伯父の亡き妻も元キャンディーズで女優に転身した田中好子さんという“華麗な家系”。夏目さんにそっくりのクールビューティーで、2月15日に行われた文化祭でも主演し、歌の場面でもソロを与えられるなど、将来を嘱望された男役。
卒業生はタカラジェンヌの正装の黒紋付きに深緑色のはかま姿で卒業証書を受け取った。小達さんは声楽総合部門の、清原さんはバレエ部門の優秀賞に選ばれ表彰。角和夫理事長も「歌劇団なので、歌で思いを伝えられるよう、日々努力をしてほしい」とあいさつするなど、期待の高さを表した。
また首席で卒業生総代の上杉真央さんが「決して平坦な道ではなかったが、共に手を取りここまでやってきました。100年目の生徒として芸の道を歩んでまいります」とあいさつ。小達さんも感極まり、ハンカチで目を押さえていた。
保護者席では小達さんの母や、太田幸司氏も見守った。太田氏は「野球で言えば、ドラフトで入団したばかり。娘は渋い脇役になりたいらしく、これからが楽しみ。100期ということで、注目されるが頑張ってほしい」とエールを送った。
卒業生は3月21日に宝塚大劇場で初日を迎える「TAKARAZUKA 花詩集100!!」(~4月28日、東京宝塚劇場5月16日~6月15日)で初舞台を踏み、ラインダンスを披露する。