朝ドラ初外国人ヒロインってどんな人?
今秋スタートのNHK朝の連続テレビ小説「マッサン」の史上初の外国人ヒロインに、米国人女優シャーロット・ケイト・フォックス(28)が決まった。本国で女優としての活動はあるものの、日本では無名。一体どんな女性なのか‐‐。
CHARLOTTE KATE FOX。身長1メートル67センチ。ブルネットの髪に光の加減でグリーンにも見える薄いブラウングレー色の瞳。1985年8月14日生まれ。本人いわく「砂漠のような州」という米ニューメキシコ州のサンタフェ出身。両親はヒッピーで子どものころはテレビのない生活を送っていたという。
夫役の玉山鉄二(33)との初対面でハグ。会話の中には「ジョークを交えて答えてくれる」(玉山)というように、会見中も笑顔がキュートな気さくなアメリカンガールという印象だ。
会見の冒頭、仕事と私生活含めての自己紹介をリクエストされると「人生の大切な人がいます」とまっさきに回答。会見後の取材で、結婚していることが判明した。朝ドラでは異色の既婚者ヒロインということになる。
会見中も笑顔を絶やさず、気さくなイメージそのものだったが、仕事に関しては「主に舞台を中心に活動しています。独立系映画やドラマにも出ている…」などと、詳細に説明。ハリウッドやブロードウェー作品とは無縁だが、キャリアについての誇りを強く持っていることが伝わってきた。
現在は米ノースカロライナ州で、名前と同じシャーロットという街に住んでおり、今年1月下旬、同ドラマのオーディションで初来日した。本当に日本と縁はないようで、日本のイメージを聞かれると「スシ」と答え、来日して分かったことは「女性がきれい」と笑顔で明かした。
夫をアメリカに残して、今月2日に単身来日。家族とはスカイプで連絡をとっており、12月ごろまにでは「(母親を含めた)家族を日本に呼んであげたい」と話した。
「マッサン」はニッカウヰスキー創業者の竹鶴政孝と、スコットランド出身の夫人をモデルにした物語。スコットランド人の祖母を持つフォックスは、日本でのドラマ出演という挑戦について「アドベンチャー(冒険)。クレイジーかもしれないけれど、役者としての夢をかなえるため日本に来ました」と野心たっぷりに語った。
日本語が全く話せないため、今後は、東京に滞在し2カ月語学研修。ドラマは5月にクランクインする。