R-1最下位のミヤシタガクは夢叶わず
「R‐1ぐらんぷり2014」から一夜明け、出場者には明暗が分かれた。優勝したお笑いタレント・やまもとまさみ(40)は5日、V効果で仕事依頼が急増。電話やFAXが鳴り止まない状況に、所属事務所もホクホク顔だ。一方、決勝に進出したファイナリスト12人の中で、唯一、無得点の“最下位”だったミヤシタガク(35)は、仕事のオファーどころか、「事務所に所属する」という目標も停滞したままだという。
5日夕、デイリースポーツの電話取材に応じたミヤシタは「本来、最下位が決まらないはずの大会で、“最下位”に…ちょっとガックリしています」と暗いムードで告白した。
所属事務所がなく、フリーのピン芸人として細々と活動しており、ピン芸人日本一の野望とは別に、「事務所に所属したい」との“夢”を抱いてR‐1の決勝に出場した。
しかし、「(決勝進出で事務所からの誘いも)もっと殺到するかと思ってました。全然きてません…」と明かし、「今はホッしたというよりも悔しい気持ちが大きいです」と期待が外れ、ガックリ肩を落とした。
本紙の取材時点で、事務所の誘いはなかったが、とある芸能プロダクションからは「まだ事務所は決まってないの?」と探りの電話はかかってきたそうで、100%可能性が消えたわけではない。ミヤシタは「頑張ればあの場所に行ける、というのも分かったので、もう一段階上に行きたい」と前を向いていた。
ミヤシタはコンビ・デニッシュを解散後、フリーのピン芸人として活動している。4日の決勝では、駅員が駆け込み乗車をしようとした男に、執拗につきまとうネタを披露した。