リリー・F 助演賞で佐村河内氏ネタ
第37回日本アカデミー賞の授賞式が7日、都内で行われ、「そして父になる」のリリー・フランキー(50)が最優秀助演男優賞を受賞。この日、記者会見を開いた作曲家・佐村河内守氏をネタにした爆笑スピーチを繰り広げた。
イラストやコラムを本業とし、もともとは生粋の役者ではないリリー。プレゼンターの余貴美子に名前を呼ばれると表情を変えずに壇上に上がったが、緊張からか、やや間を置いた。
そして、「私のような得体(えたい)の知れない立場で、こういう賞をいただき、何を言っていいのか…」と語り始め“禁断のネタ”を切り出した。「何を言っていいのか分からないといえば、昼間に佐村河内さんが会見をしていまして。その記者会見のアウェー感のつらさに比べれば、佐村河内さんよりはウェルカムな状態でやらせてもらえているので」と会場の爆笑を誘った。
らしさ全開のユーモアで客席を温めると、最後は「(最優秀助演男優賞をもらえるなんて)去年も想像できなかったこと。夢あるねぇ、と思います。ありがとうございます」と頭を下げ、キレイに締めくくった。