橋下氏 新・大阪5区は東西南北と中央
橋下徹前大阪市長(44)の辞職に伴う出直し市長選挙が9日、告示された。看板構想「大阪都構想」の議論停滞脱却を訴える橋下氏は午前に立候補届を提出し、大阪・難波の高島屋前で第1声。選挙カーの上で都構想をパネル解説するため1メートル超のロング指示棒をひっさげ登場し、“橋下案”として大阪市の現24区を5つに統合する区割の新名称を「中央区」「北区」「東区」「南区」「西区」にする考えを披露した。
橋下氏が選挙カーの上で、ロング棒を掲げて解説した区割りは以下のとおり。
◆新「中央区」(現・中央区、西区、天王寺区、浪速区、西成区)
◆新「北区」(現・北区、都島区、淀川区、東淀川区)
◆新「東区」(現・旭区、城東区、鶴見区、東成区、生野区)
◆新「南区」(阿倍野区、住吉区、東住吉区、平野区)
◆新「西区」(福島区、西淀川区、此花区、港区、大正区、住之江区)
橋下氏は各区の名称をシンプルにする理由として「(統合される現各区が名称で)ケンカしないよう東西南北と中央にしようと思ってます。たとえば天王寺区(の名前)を残したら浪速区が怒ってケンカになっちゃう」と説明。「大阪市はかつて東西南北の4区だったから原点に返ります」と橋下氏。新名称に関しては「新区名の下は、現区名、住所は全部残します。現在の「天王寺区勝山」地区を例に挙げ「大阪都中央区天王寺勝山になります」と解説した。