村上ショージ A型肝炎で死にかけた
急性肝炎のため入院していたお笑いタレントの村上ショージ(58)が12日、ルミネtheよしもとの舞台に立ち、仕事復帰を果たした。11日に退院したという。舞台では「A型肝炎で、死んでもおかしくなかった」ことも明かし、約10分にわたり、入院ネタなどで笑いをとった。
この日、出番を前に、劇場入りした村上は、所属事務所を通じてファクスでコメントを発表。「皆様に、ご心配、ご迷惑をおかけしまして、申し訳ありませんでした。笑いに関しては、25%ぐらいまでしか回復しておりませんが、肝臓の数値は正常に回復致しました」と笑いをまじえて復帰を報告した。
舞台では「A型肝炎で、きのう退院しました。死んでもおかしくない数値まで肝臓の数値が上がりました」とシリアスに告白すると、続けて「肝臓の数値も下がりまして…笑いの数値も下がりました」と笑いをとった。
入院中は見舞いに備え、見栄を張って「1泊1万3千円の4人部屋」ではなく、「1万7千円」の個室に泊まっていたことを明かし、見回りの看護師に「どこか痛いところはないですか」と聞かれて、「1泊1万7千円が痛い」と答えた“激痛”エピソードなどを披露した。
村上は2月20日ごろから微熱と体のだるさなどの症状があり、通院しながら仕事をしていたが、症状が改善せず、同27日に入院。28日、血液検査など精密検査の結果から、急性肝炎と診断された。
急性ウィルス肝炎にはA型急性肝炎(40%)から、B型急性肝炎(25%)、C型急性肝炎(10%)などがある。村上が感染したA型‐は、急に全身の倦怠感や食欲不振、吐き気などを訴えるようになり、発熱、関節痛など、風邪に似た症状が現れる。
原因としては、カキなどの生の貝類や生水などが感染源であることが多いという。