読売テレビは１３日、春の番組改編会見を開き、１月に他界した歌手でタレント、やしきたかじんさんの冠番組「たかじんのそこまで言って委員会」（日曜、後１・３０）を今年４月以降も同タイトルのまま継続放送することを明らかにした。たかじんさんを「委員長」ポストのままとし、収録時には楽屋も引き続き準備。フリーアナウンサー山本浩之が「副委員長」として番組進行する体制も継続する。

　冠タイトル継続について、若山睦編成部長は「番組継続は（たかじんさん）ご本人の遺志で、冠を外すのも違うのかなと考えている。引き続き存在感を示していただければと思う」と説明。視聴者からの声も、冠継続を支持する内容が多数だという。

　継続の期間については「いつまでというものはない。視聴者の反応などを見ながらになります」とした。

　同番組は２００３年に、たかじんさん司会でスタートした討論番組。昨年まで「副委員長」として、たかじんさんと進行コンビを組んだ辛坊治郎キャスターの復帰は、現段階では想定しておらず、山本アナのカラーで継続するという。

　たかじんさんの冠番組は、テレビ大阪が１２日に「たかじんＮＯマネー」を４月以降も同タイトルで継続放送することを発表。関西テレビ「たかじん胸いっぱい」も、タイトル継続を発表する見込み。