元フジ社員 出向先で1億円私的流用
フジテレビは27日、元社員の男性(48)がフジ・メディア・ホールディングスの100%子会社「ストーリア」の資金約1億円を私的に流用したことを明らかにした。男性は懲戒解雇処分となった。
同局によると、男性はブライダル事業を展開するストーリアに出向。社長を務めるようになり、同社の銀行口座から自身の口座に不正に送金したという。問題が発覚した後、社内調査委員会を編成し、外部の専門家の指摘を得ながら調査を行った結果、不正行為の概要が明らかになったという。元社員は26日付けで懲戒解雇処分となった。
ストーリアは刑事告訴も視野に入れて今後の対応を検討しているという。元社員は事実関係をすべて認めているという。
フジテレビ今後、管理体制を一層強化し、再発防止に徹底して取り組むとしている。