中居正広 涙「バラエティーって残酷」

 フジテレビ系「笑っていいとも!」が31日、32年の歴史に幕を下ろし、同日午後8時から「笑っていいとも!グランドフィナーレ 感謝の超特大号」が生放送された。番組終盤には、SMAPの仲間・香取慎吾とともに94年4月から20年間レギュラーを務めてきた中居正広がタモリへの感謝の思いをスピーチ。「バラエティーって残酷で、非常に寂しい」と目を真っ赤にして涙を浮かべた。

 中居は「94年4月、まだ(SMAPが)有名でもないですし、ジャニーズのアイドルとして知名度も人気もない。マネージャーもついてない。そんなぼくらをレギュラーとして使ってくれて。深く感謝しています」と目を真っ赤にした。

 タモリと出会い、「いいとも」と出会い、バラエティーを中心にやっていくことを決めたという中居は、「バラエティーって残酷なものだと思います。歌の世界にはツアーで最終日があり、ドラマもオールアップ、映画もクランクアップがある。ゴールを仮定して進んでる。でもバラエティーは終わらないところを目指してやるジャンルなのかな」と涙をにじませた。

 20年前から今までを振り返り、「オレと香取は何にもできなかった」と中居。ようやく3、4年ぐらい前からようやくタモリとご飯を食べられるようになったといい、お酒を飲んだ時に、「タモさんが酔っ払ってたのか、ぼくのこと、優しく抱きしめて、頭なでてくれて、『中居、オレ、お前に感謝してるからな』って言ってくれたのが、すっごくうれしかったです」と涙を目にいっぱい浮かべた。

 中居の言葉にサングラスの奥のタモリの右目にも光るものがあり、中居は「20年間サボることなく、アルタに通い続けました。『もう成人だから、卒業していいよ』ってタモさんが言ってくれてるような気がします。これからはいいともレギュラーとして、胸張ってやっていきたいと思います」と最後は笑顔で誓った。

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