雨上がり宮迫 東京進出時に自殺未遂
お笑いコンビ、雨上がり決死隊の宮迫博之(44)が5日、TBS系のトーク番組「サワコの朝」に出演し、東京に進出して鳴かず飛ばずの時期に自殺を考えたことをインタビュアーの阿川佐和子に明かした。
宮迫は「東京に出たときに全然仕事がなかったんです」と26歳の時に特に展望もなく東京に拠点を移した当時を振り返った。「吉本の事務所に行っても『何しに来てん。知らんぞ、お前らみたいなもん』と。自分らでやりますわと思ったんですが、すごい追い込まれて。精神的にすごい病んでたんです。ある時、ピークになって目をつぶって赤信号を渡ったんです。トラックが急停車して。『死にてえのかっ!?』っておっちゃんが言うんです」と運転手の男性に怒られたことを回想。宮迫はその時、黙ってうなずいたそうで、すると男性から「ダメだよ、ダメだって~」と思いとどまるように諭された。
相方の蛍原徹に電話すると、蛍原もマンションの7階から飛び降りることを考えていたという。
その後、当時の若手芸人の目標だったダウンタウンの番組「ガキの使いやあらへんで」に出演が決まった。宮迫と蛍原は状況を打開するために一か八かを狙って打ち合わせとはまったく異なることを本番でやったという。「ダウンタウンさんにものすごい失礼なことをしようとして、何千通りもシミュレーションをしたんです」と宮迫。
当日、周囲が一瞬凍ったなかダウンタウンの松本人志は笑って受け入れ、宮迫は「そこから何やってもぼかぼかうけた。その時の視聴率が20%を超えたんです。次の週に5本仕事が入りました」と誇らしげに語った。
阿川が「賭けましたね」と驚くと、宮迫は「賭けました。怖かったですよ。終わってから下半身べたべたになってました。汗だと思いたいんですが、ちびったかも分からない。それくらいに怖かったです」と自殺がよぎっても乗り越え、一夜にして人気芸人の仲間入りを果たしたことを振り返った。