橋下市長“愛人囲って”発言批判に不満

 大阪市の橋下徹市長(44)が8日、前日7日に企業経営者でつくる団体が主催した講演で、今後大阪のメーンストリート御堂筋沿いに高級マンションが建設されることを紹介した際に「愛人2、3人を住まわせて」などと発言したことが波紋を広げていることに反論。「あんな冗談もシャレも分からないのか」と述べ、謝罪・撤回の必要性を否定した。

 大阪市役所で登庁時に記者団の質問に答えた。

 自信の発言に対し、女性からの反発が予想される、といったネガティブな報道があることに「真意なんて自分で考えてください。あの講演の内容聞いて、(批判するのは)バカそのものでしょ」と口をとがらせた。

 謝罪・撤回の意思を聞かれると「だって今回のことはシャレの冗談の極み。あとは聞いてる人の解釈の仕方でしょ」と述べた。

 橋下市長は、前夜の講演で御堂筋沿いビルの高層化の規制緩和を紹介。今後、上層階にレジデンスが入居するビルが建設される見通しを語り、財界人らに「大阪で金を稼いで(兵庫の)西宮や芦屋に住むなんてだめですよ。財界人の皆さん、あそこに住んでください」と呼びかけた。それが周辺地域の新規店舗参入などの活性化につながると訴えたうえで「愛人を囲う経営者も出てくるかもしれない。じゃまた、宝石店や高級ブティックもできてくる」「皆さん、愛人の2、3人を住まわせて」と語った。

 やや暴走気味ながら名調子で語った橋下節に会場が拍手で沸くと「あれ、拍手が起こって。皆さん、大丈夫ですか?僕は怖くて、そんなこと自分の奥さんには言えない。後は皆さんでやって」とおどけ、笑いを起こした。

 それが一夜明け、批判的に報じられたことに「シャレも分からないなら、これから一切、もう講演会とかに(報道陣を)呼びません。クローズでやります」とへそを曲げてしまった橋下市長。

 いつもは場を和ませる“お家芸”にしている恐妻家ネタを向けられても「そんなの(愛人)認めて、どこの世界にそんな堂々と言える男がいるんですか。言えるわけないじゃないですか」とマジ返し。この日は、昼からジムに行くとして、ジャージーとスポーツシューズ姿で登庁したことに報道陣から「(発言が)奥さんに怒られ、追い出されたのか」と水を向けられても「こういう場で言うことじゃないでしょ」と、口をとがらせたままだった。

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