小保方氏 美人“リケジョ”みせた意地
STAP細胞の論文問題で、捏造・改ざんなどの指摘を受け疑惑の渦中にある理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)が9日、大阪市内で会見を開いた。疑惑浮上後、初めて公の場に姿をみせた小保方氏は、かなり疲労感がにじんだ様子。涙声で「私の不注意で論文に疑義が生じ、多くの皆様にご迷惑をおかしました」と謝罪したが、自身の研究に関しては「SATP現象は真実」と毅然と主張した。
この日は今月7日から入院している大阪府内の病院から一時退院の形で出席。ただ、「美人リケジョ」と話題になった小保方氏らしく、紺のワンピースにしっかりと巻き髪をセット。薄目の化粧をほどこし、首には真珠のネックレスを着用し会見場に姿をみせた。1月の研究成果発表時に話題となった、左手中指のヴィヴィアン・ウエストウッドの金色指輪はなかったが、疲労困ぱいの中、最低限のオシャレをきめてきたのは小保方氏の意地ともとれた。
冒頭の謝罪では涙をみせたが、質疑応答では、両手をテーブルの上に置き、しっかりと質問者をみつめて質問を聞き、回答した。
論文に関しては「自己流で不勉強でした」と全面謝罪したが、研究成果に関しては絶対の自信を示し「STAP現象は真実」「もしこの研究をさらに進めていただける方がいらっしゃるなら、ぜひとも協力をお願いします」と訴えた。
また、今後の科学に対するアプローチに対して問われると「0からではなくマイナス100からだと思って、科学や研究に向き合うチャンスがあれば…」と神妙に話した。