小保方氏会見中継 NHK9・5%
9日にNHKと民放4局が異例の中継体制で臨んだ、理化学研究所・小保方晴子研究ユニットリーダー(30)の会見を中継した各局番組の視聴率が10日、ビデオリサーチの調べで明らかになった。計5局が“競合”する展開となったにも関わらず、全局とも前日同時間帯の数字を上回った。
NHKの中継番組「ニュース」は、前半(午後1・00‐2・00)が番組平均9・4%、後半(午後2・00‐2・25)が9・5%だった。前日8日の同時間帯の番組は2・0%~3・6%で、大幅に数字がアップした。
民放では、番組内で中継した日本テレビ「情報ライブ ミヤネ屋」がトップの数字で、第1部(午後1・55‐2・55)が8・3%、第2部(午後2・55‐3・50)が12・3%を記録した。
同じく番組内で中継したTBS「ひるおび!・午後」(午前11・55‐午後1・50)が6・8%、テレビ朝日「ワイド!スクランブル・後拡大SP」(午後1・05‐2・55)が4・1%、フジテレビ「FNN緊急特報」(午後1・00‐2・00)が3・1%だった。
小保方氏の会見は大阪市内のホテルで午後1時から、予定を30分延長して2時間半に渡って行われた。
これに対し各局とも、NHKが予定していた特番30分枠を1時間25分に延長したり、民放が通常番組を拡大放送するなど、異例対応で放送した。
(数字は関東地区)