９日にＮＨＫと民放４局が、異例の中継体制で理化学研究所・小保方晴子研究ユニットリーダー（３０）の会見を競合中継した中、唯一通常番組を放送したテレビ東京の番組視聴率が“健闘”をみせたことが１０日、ビデオリサーチの調べで分かった。

　小保方氏の会見が行われた午後の時間帯は、同局の刑事ドラマ「ＬＡＷ＆ＯＲＤＥＲ」（後０・３０‐１・２５）が前日比０・３ポイント増の２・２％。午後ロードショー「スティーヴ・オースティン　復讐者」（後１・２５‐３・２５）が前日と同じ２・９％だった。

　ビッグイベントがあっても通常アニメを放送するなど、ブレないポリシーで知られるテレビ東京。今回も他局が特番、番組差し替え、放送延長などの異例対応をとった中、ブレずに数字を微増させた。

　なお小保方氏の会見を中継した他局は、ＮＨＫが９・５％、日本テレビが１２・３％など。