ラーメンの鬼、佐野実さん死去
“ラーメンの鬼”のニックネームで知られるラーメン店「支那そばや」店主の佐野実さんが11日、多臓器不全のため神奈川県川崎市内の病院で死去した。63歳。神奈川県出身。
通夜は17日午後6時から、葬儀・告別式は18日午前10時半から、いずれも新横浜総合斎場(横浜市港北区新横浜1の7の5)で、佐野家と株式会社サノフードの合同葬として行われる。喪主は妻しおりさん、葬儀委員長は宮本智サノフード専務取締役。
佐野さんは、TBS「ガチンコ!」の企画「ガチンコラーメン道」での厳しい指導ぶりが人気を博し、テレビ、雑誌など多くのメディアで活躍した。
公式ブログは今年2月14日の更新が最後だった。最後に紹介したラーメンは「町田汁場しろらーめん進化 町田駅前店」だった。佐野さんは「俺も食いにいくよ!俺の好きな塩ラーメンだからな。」と記していた。
実際に佐野さん自身がラーメンを食べに行って、書いたブログは1月5日に投稿されたもの。京王線・八幡山駅からすぐにある「支那そば」の開店当日(1月4日)に並んで食べたようで、佐野さんは醤油ラーメンを食べていた。「流石、独立して八年の経験を積んでただけはある。少しホッとした。」と優しいメッセージにあふれていた。