清史郎くん 身長伸びて子役卒業

こども店長のイメージからすっかりお兄ちゃんになった加藤清史郎
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 人気子役の加藤清史郎(12)が16日、都内で行われた「第39回 菊田一夫演劇賞」の授賞式に出席し、ミュージカル「レ・ミゼラブル」から卒業することを明かした。

 加藤は2011年4月の帝国劇場公演から、同作で子役のガブローシュ役を演じていたが、「この1年で身長が6センチくらい伸びました。これまでもガブローシュの身長制限ギリギリだったんで、もう無理かなと思います」とさみしそうに告白した。

 ガブローシュは、マリウスらが築いたバリケードの場面で重要な役割を果たす浮浪児。40倍の厳しいオーディションを突破し、著名な子役としては初めてガブローシュを演じた加藤は、10年12月、「ガブローシュ役が決まったとお母さんから聞いた時は、うれしくて泣いてしまいました」と話していた。

 加藤は現在中学1年生。関係者によると、身長は140センチを超えているという。

 「レ・ミゼ‐」はスタッフ、出演者一同で同賞の大賞を受賞するなど、評価の高い作品。同作が初めての舞台だっただけに「せりふを音に乗せるのは難しかったけど、ミュージカルは楽しいっていうのも分かりました。また、大人になって別の役で出演したいです」と思い入れたっぷりだった。

 なお、同賞では宮沢りえ(41)、中村勘九郎(32)、田代万里生(30)、演出家の栗山民也氏(61)が演劇賞を、草笛光子(80)が特別賞をそれぞれ受賞した。

 加藤は09年、NHK大河「天地人」で妻夫木聡演じる直江兼続の幼少期・樋口与六役で出演。反響を呼び、同年、トヨタのCMにこども店長役で起用され、大人気に。09年末のNHK紅白歌合戦にも企画コーナーで出場した。

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