佐野実さん 腕組みをして棺に眠る
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ラーメン店「支那そばや」創業者で、今月11日に多臓器不全のため亡くなった佐野実=さの・みのる=さん(享年63)の通夜が17日、横浜市港北区新横浜1の7の5「新横浜総合斎場」で営まれた。
佐野さんはコック服を着て、腕組みをしている“定番”の姿でひつぎに横たわった。喪主を務める妻のしおりさん(53)は「あの世に行ってもラーメンのことを考えてると思います」と“ラーメンの鬼”として知られた夫をしのんだ。
祭壇は端の部分だけがラーメン鉢をイメージした形になっており、中央には佐野さんが好きだったわすれな草が飾られた。戒名は「玉香院清澄実道居士(ぎょくこういんせいちょうじつどうこじ)」。心が清く澄むことで美しい香が生まれ、その道が実るという意味が込められた。通夜には約700人が弔問に訪れた。なお、葬儀・告別式は18日、午前10時半から同所で営まれる。