俳優・綾野剛（３２）が１９日、東京・テアトル新宿で主演映画「そこのみにて光輝く」の初日舞台あいさつに池脇千鶴（３２）、菅田将暉（２１）、高橋和也（４４）、伊佐山ひろ子（６１）、田村泰二郎（６５）、呉美保監督（３７）と登壇した。同作は１９９０年に４１歳で自殺した作家・佐藤泰志氏の代表作を映画化したもの。

　綾野らはメーンテーマに参加したブルガリア出身のバイオリニスト、ヴァスコ・ヴァッシレフの生演奏に乗って登場。映画は８月にカナダで開催されるモントリオール世界映画祭のワールドコンペティション部門への出品が決まっており、綾野は「８月、モントリオールに行ってきます。コンペに出品できるだけで十分名誉なことだと思っています。佐藤泰志さんと、モントリオールの風を感じてきたいと思います」と、意気込みを語った。

　また、恋人役の池脇の弟を演じた菅田とは壇上でじゃれ合い「ブラザーみたいなところがある」（綾野）「（生まれ変わって）３度目くらいの一緒の人生なんでしょうね」（菅田）と、仲の良いところを見せていた。