ソン・スンホン沈没船救助支援で寄付
ドラマ「秋の童話」などで日本でも人気の韓国の俳優ソン・スンホンが、珍島沖で沈没した韓国旅客船の救助支援や遺族のために1億ウォン(約1千万円)を寄付したことが19日、分かった。韓国紙・中央日報や朝鮮日報(ともに日本語電子版)が報じた。
19日付けの中央日報によると、ソン・スンホン側は19日、韓国日刊スポーツとの電話で、「本人の意志で1億ウォンを出した」と明かした。寄付については「誰かを意識してのことではない。よいことのために快く寄付した」と説明したという。朝鮮日報でも、所属事務所が「非常に痛ましい事故。ソン・スンホンは奇跡が起こることを切に願っている」と語ったと報じた。
ソン・スンホンは2011年の東日本大震災当時も、「救世軍」を通じて大金を寄付している。
現在、ソン・スンホンは映画「人間中毒」の公開を控えているが、「セウォル号」沈没事故のためすべての日程をキャンセルした。現在、海外に滞在している。
韓国では沈没事故を受け、地上波3局(KBS、SBS、MBC)が週末のバラエティー番組やドラマの大部分を放送しないことを決定。また、映画などエンターテイメント業界全体に影響が及び、18日の映画の観客動員数は前週に比べ、30%減だったという。