元南海山内氏次女 新人公演で初主演
プロ野球の南海などで投手として活躍した山内和宏氏(56)の次女で宝塚歌劇団若手スターの暁千星(あかつき・ちせい)が22日、兵庫県の宝塚大劇場で行われた月組新人公演「明日への指針」で初主演した。
初舞台から7年目までの生徒で上演される新人公演ながら、初主演ということで「主演と聞いたときは、腰が抜けてしまいました」と苦笑い。しかしいざ本番となると「最後は楽しむこともできました」と父親譲りの度胸の良さものぞかせた。
トップスター龍真咲(りゅう・まさき)からは「一生懸命演じたら、お客様にもわかっていただける」とのアドバイス通り、体当たりで挑戦した。
宝塚音楽学校を首席で卒業し、宝塚歌劇団に入団した実力派で、172センチの長身と舞台映えするのも魅力。舞台映えするのも「通常では経験できないことをたくさんさせていただいた。課題も見つかったし、東京公演に向けて努力したい」と初々しく誓っていた。
また同時上演したレビュー「TAKARAZUKA 花詩集100!!」では珠城(たまき)りょうが主演。何度も新人公演で主演し、すでに本公演でも主要な役を演じているだけに、実力は群を抜き、まるでそこだけが本公演の雰囲気に。「新人公演でショーをやるのは初めての経験。この貴重な経験を絶対に、絶対に無駄にしないようしたい」と笑顔を見せていた。