小保方氏の代理人「憤っております」

 STAP細胞の論文問題で渦中にある、理化学研究所の小保方晴子研究ユニットリーダー(30)の代理人を務める三木秀夫弁護士が8日午前、大阪市内で取材に応じた。理化学研究所の調査委員会が、捏造・改ざんなどの指摘を受けた小保方氏側の不服申し立てを退け、再調査を行わない方針を固めたとされることに対して「早期の結論で幕引きを図るというのは到底納得できない」と改めて怒りをあらわにした。

 7日に開かれた理研の臨時理事会では最終決定に至らず、連絡もない状態だが「再調査不開始ということについて、もしそういう動きをされているとしたら、その理由を知りたい」と強く訴えた。「こちらが新たな証拠を出していない。そういう情報がなぜか流れてきていますが、実験ノートの該当部分は出している。一体何を出せばいいのか。項目として教えていただきたい」と声を大にした。

 大阪府内で入院中の小保方氏とはメールでやりとりをしており、具体的な文言こそ明かさなかったが、文面から判断して「非常に落ち込んでおります」という。「主治医の先生には聞いていませんが、それを非常に危惧しております」と体調面への悪影響を心配した。

 「なぜ、そんなに急ぐのか。そもそも再調査すら開始しないのはなぜか」と繰り返し、「STAP細胞の実験をしろというのならいつでもします。設備も費用もかかりますが、幸いなことに理研で検証作業を行っているので、それにいつでも協力できる。再調査をして、その結論を待ってからでもおかしくないのでは」と主張した。

 「こんなことがあっていいのでしょうか。とても憤っております。幸い昨日(7日)の段階では理事会で結論は決まらなかったと聞いておりますが、再度考えていただきたい」と再調査不開始の方針が覆ることを切に願っていた。

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