レツゴー正児 じゅんさん思い出語る
お笑いトリオ「レツゴー三匹」のレツゴー正児(73)が9日、大阪・読売テレビで取材に応じ、脳出血のため8日に亡くなったレツゴーじゅんこと逢坂じゅんさん(享年68)との思い出を語った。
数年前に離婚し、姉と暮らしていたじゅんさん。正児とは家も近所で、犬の散歩はじゅんさんの自宅前を通るのが定番コースだったという。最後に会ったのは亡くなる5日ほど前。散歩中にじゅんさんとばったり出会い、「おう、じゅんやないかい」と声をかけ、「お茶でも飲もうか」と喫茶店を2軒まわり、4時間ほど近況を語り合った。正児が愛犬の話を熱心にすると、じゅんさんは笑っていたという。
じゅんさんは、体の不調については全然話しておらず、いつものように「またな」と別れたが、その5日後に、じゅんさんの息子から訃報を伝えられた。虫の知らせだったのだろうか…。
レツゴー三匹は1969年に結成。ネタは正児が考え、それをじゅんさんと長作と一緒に盛りあげた。「1時間でもネタはできた。でも、じゅんがおらんかったら成り立たなかった」と別れを惜しむように語った。
じゅんさんとの思い出を聞かれた正児は「(ぼくがボケた時ツッコミ役の)じゅんが、革靴のかかとで殴ってきよったことがあったんですよ。あれが一番、痛かった」とほほえみながら昔を思い出し、じゅんさんが笑いをとろうと、いしだあゆみの肩を抱いたところ、いしだを本気で怒らせてしまったエピソードも忘れられない思い出として明かしていた。