東方神起、ＢＩＧＢＡＮＧらに続く韓国の大物グループ「ＥＸＯ（エクソ）」の中国人メンバー、クリスが１５日、所属事務所ＳＭエンターテインメントを相手取り、専属契約の解除を求める訴訟を起こした。中国、韓国のメディアが一斉に報じた。

　韓国の人気グループでは、東方神起やＫＡＲＡのメンバーが所属事務所に対し専属契約無効の訴訟を起こし、脱退している。

　中央日報（電子版）はクリスの代理人の関係者の話として、１５日午前１１時半、ソウル地方裁判所に専属契約の無効を求める訴状を提出したと報道。ＳＭ関係者の話として、「事実を確認中」とし、「ＥＸＯ活動に支障が出ないように最善の努力を尽くしたい」とのコメントを掲載した。

　朝鮮日報（電子版）は１５日、新浪娯楽などの中国メディアが「１カ月前、クリスが契約を解除したがっているという話を聞いた」と報じたことを伝えた。

　ＥＸＯは韓国人８人、中国人４人のメンバーから成る１２人組。１２年４月にデビューし、ソウル歌謡大賞３冠や、韓国で１２年ぶりにミリオンセラーを達成するなど、韓国や中国などを中心に大ブレーク。今年４月にはさいたまスーパーアリーナで日本で始めての単独イベントを開催した。

　クリスは中国・広東州広州出身。０７年に行われたオーディションでＳＭ練習生に抜擢された。１２年にデビューしたＥＸＯでは、中国で活動するＥＸＯ‐Ｍのリーダーを務めている。