人気デュオ「ＣＨＡＧＥ　ａｎｄ　ＡＳＫＡ」のＣｈａｇｅ（５６）が１８日、広島市内でファンミーティングを開催。ファンに向け、前日１７日に相棒のＡＳＫＡ容疑者（５６）が覚せい剤取締法違反（所持）の疑いで逮捕されたことを「なんと言っていいか。申し訳ございません」と謝罪した。

　舞台に登場したＣｈａｇｅはまずはファンに深々と頭を下げ、相棒の不祥事に謝罪の意志を示した。その後、「ありがとう！」と叫ぶと客席からＣｈａｇｅを励ますように大きな拍手がわき起こった。

　なかなか鳴り止まない中、Ｃｈａｇｅは「本当にいろいろご迷惑をかけて。なんと言っていいか…」と言葉を探し、「申し訳ございません。まずは、歌を、歌わせてください」と語った。

　１曲目は「アイシテル」。歌い終えると「今日ほど、この歌がしみた日はないです」と感慨深く語りかけた。

　この日、Ｃｈａｇｅが午前に会場入りした際は、２０人の報道陣が待ち構え、それを取り巻くように約１５０人の通行人が様子を見守った。車で到着したＣｈａｇｅは、スタッフらと足ばやに会場内に入った。

　前日にＣｈａｇｅは公式ホームページに謝罪文を掲載。「今日までＡＳＫＡの回復を待ってきましたが、このような事態になり大変残念です。突然の事でまだ頭の整理はつきませんが、今は現在開催中のファンクラブイベントに僕は全力を注いでいきます。ファンの皆さま、関係者の皆さまには、ご心配ご迷惑をお掛けした事を心からお詫び申し上げます。」と記していた。

　２人は高校時代からの友人で、大学時代にデュオを結成して７９年にデビュー。デビュー３０周年の０９年に無期限活動休止し、ソロ活動などに専念。１３年１月に活動再開を発表したが、同年６月にＡＳＫＡが一過性脳虚血症の疑いと診断され、同年８月に予定していた復活ライブが延期に。その後、ＡＳＫＡの薬物不正使用疑惑が報じられ、同年１０月に所属事務所がＡＳＫＡの活動自粛を発表していた。