宇多田挙式前日 現地は祝福ムード

 シンガーソングライター、宇多田ヒカル(31)が23日(日本時間23日夜)、8歳年下のイタリア人バーテンダー、Fさんとイタリア南部の海沿いのリゾート地、ポリニャーノ・ア・マーレで挙式する。挙式を翌日に控えた22日、現地は、「日本のPOPSTARと南イタリアのごく普通の青年」という“現代のおとぎ話”のような結婚に祝福ムードが高まっている。

 教会近くで土産物店を営むエンツォさんは22日、デイリースポーツの取材に「新郎(Fさん)はすっかり地元で有名だよ。この街から日本の有名なシンガーと結婚する若者がいるなんて、めったにないことだしとってもうれしいよ」と笑顔。

 教会では5月末から8月まで、毎日のように結婚式があるそうで「こんなに小さな街だけど、日本の人にもこの素晴らしい街をぜひ訪ねてきてほしい」と“宇多田景気”を待ち望んだ。

 宇多田の再婚が発表されたのが今年2月4日。地元の人々によると「ほとんど日本人を見かけたことがない」というポリニャーノ‐だが、観光協会の女性によると、宇多田効果なのか「先月(4月)は日本人の観光客が多かったんです」と驚いた。

 また「アメリカ人の観光客が『日本のPOPSTARが挙式するのはどの教会?』と聞かれることも何回かあった」と明かし、ニューヨーク育ちでアメリカでもデビューした宇多田の結婚がアメリカでも話題になっていたようだ。

 また観光客の中心はオーストリア、ドイツ、フランスの観光客だが、彼らからも「日本の有名な歌手が結婚式を挙げるのはどの教会ですか?」と聞かれることがあったという。

 この女性は「日本のポップスター(宇多田)の結婚で、日本の方や多くの人がこの街を訪れてくれるといいですね」と宇多田効果に期待していた。

 ポリニャーノ‐はアドリア海の断崖絶壁に立つ、日本人にはほとんど知られていない小さな街。宇多田が挙式するのは旧市街にあるサンタ・マリア・アッスンタ教会で、美しいビーチまで徒歩約5分、13世紀に建てられたゴシック・バロック・ルネッサンス様式の建物だ。

 南イタリアでは挙式、披露宴は親族、友人、近所の人々など100人以上を招待し、盛大に挙げるのが伝統。ポリニャーノ‐では、挙式後は、旧市街の広場や、美しい海を背景に記念写真を撮るのが通例で、宇多田も慣例に従えば、地元の人々と“触れ合う”ことになるのだが…。

 また、宇多田は挙式後、Fさんの故郷である近隣のファザーノ市に移動し、修道院で披露宴を行う。南イタリアの慣例では、ウエディングドレス姿のまま、明け方まで、食べて歌って踊っての盛大な宴が続くという。

 宇多田は20日のツイッターで「カトリックの結婚式で、司祭の挨拶から始まって友人らが聖書から奉読する“Prayers of the Faithful”という下りの対訳をネットで探してるんだがどうしても見つけらん…お分かりになる方いらっしゃるかしら」とツイート。日本の友人のため、日本語の聖書での対訳を研究するなど、カトリック教会での挙式に向け、着々と準備していた様子がうかがえる。

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