NMB公演開催も厳戒警備 最前列空席
AKB48の握手会事件から一夜明けた26日、姉妹グループのNMB48は、大阪・NMB48劇場でのチームB2公演を予定通り行った。入場時には金属探知機によるボディチェックが導入されるなど、厳戒体制での開催となった。警備強化のため、ステージ前の最前列は全て空席とされた。
来場したファンらによると、従来は手荷物を劇場前ロビーのロッカーに預けるだけで入場可能だったが、この日から、厳しいセキュリティーチェックが導入されたという。
ロッカーに預ける手荷物も、入場口でペンライトを持ったスタッフが入念に中をチェック。劇場には、応援グッズと見回り品のみが、持ち込み可とされた。
さらに劇場入口では、手持ち式の金属探知機による身体検査が行われた。開演前には空港の手荷物検査場のように、携帯電話などをかごに入れてチェックを待つファンの長い列ができた。探知機はかなり反応がよく、しきりにピー、ピーと検査音が響き渡った。
セキュリティー検査が厳重に行われた影響か、公演開始が10分程度遅れたがファンは静かに従った。
また劇場内では最前列がすべて空席となる措置がとられ、警備員も増員されたもようだが、NMB側は「警備のことは、セキュリティーの問題上、明らかにできない」とした。