フジ社長「バイキング」浮上のカギは…
フジテレビの亀山千広社長が30日、都内の同局で定例会見を開き、低視聴率を続ける昼の帯番組「バイキング」(月~金曜午前11時55分)の“テコ入れ策”について、「地方ロケ」を挙げた。
27日の同番組の視聴率は1・8%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、最低視聴率を記録した。
亀山社長は、バイキングの低視聴率について話題を振られると、「現場(のスタッフ)が一番感じていると思う」とコメント。同番組の弱点について「(曜日ごとの)縦割り」と分析した。
低迷打破のポイントについて「地引き網(の生中継)を見ているとすごく楽しめる」と、サンドウィッチマンがカリスマ料理人と全国の海に出かけ、地引き網や底引き網を引き上げ、“究極の穫れたて料理”に挑む月曜日のレギュラー企画に浮上のカギがあると断言。
「ロケに出かけた地元では視聴率が上がるし、地方ロケに出かければ地元も(番組を)応援してくれるようになる。夏休みにはできる限り、(フジテレビの)系列各局を回ってくる(ロケする)ように指示を出した」と系列局をロケ行脚しながら、系列局の応援を得ることによって視聴率を徐々に上げていく作戦を明らかにしていた。