負傷の川栄、入山は事件前から大躍進

 「AKB総選挙」(7日、味の素スタジアム)

 5月25の握手会で襲撃され、指を骨折するなどのけがを負ったAKB48の川栄李奈(19)は、39120票を獲得し16位となり、初めての選抜メンバー入りを果たした。開票イベントは、同じく握手会での事件で負傷した入山杏奈(18)とともに欠席と発表されていたが、順位発表に合わせて会場にサプライズ登場した。入山は治療中のため、急きょ電話で“出演”した。

 川栄は速報値45位、昨年25位。入山は速報値77位、昨年30位。速報値ではともに苦戦していたが、最終結果で躍進した。

 右手の負傷箇所に包帯を巻き、ピンクのレインコート姿で会場に現れた川栄は、7万人のファンの大歓声に迎えられ、涙を浮かべながら深々と一礼。「大丈夫です!今回は皆さんにすごいご心配をおかけしました。私は今すごく元気です」と笑顔を浮かべた。

 5月21日発表の速報値45位にショックを受け、「毎日毎日クヨクヨ、毎晩毎晩泣いていた」と明かした川栄。その直後に事件が発生。「私のピンチを皆さんがチャンスに変えてくれました」と涙混じりの笑顔で話した。

 司会の徳光和夫からは「怖くない?」と水を向けられたが、「何も怖くないです、大丈夫です。応援してくれるファンの皆さんとメンバーがいる限り、私は絶対に負けません!」と力強くコメント。また「今回選抜に入れたのは、心配して下さったファンの方や、期待をこめて下さった皆さんのおかげ。来年は何事もなく選抜メンバーに入れるように頑張りたいと思います」と、事件を“逆手”に取るようなコメントで笑いも取った。

 最後は居並ぶメンバーに「ただいま!」と元気に声をかけると、大きな拍手が沸き、メンバーは一様に涙を流していた。

 一方、入山は会場に“電話出演”。「は~い、あんにんです。皆さん、今回の件はご心配をかけてすみません。元気です!」と元気な声であいさつ。「本当は味の素スタジアムに行きたかったんですが、大事をとってお休みさせていただきました」と謝罪し、「投票してくださった皆さん、ありがとうございました」と感謝した。

 改めて事件にも触れ「今回の件でAKB48のファンの方々が悪く言われるかもしれない」と辛い心境を明かしつつ「今の私を支えて下さっているのは間違いなくファンの皆さんです。それをお伝えしたかったです」とメッセージを送った。

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