渡辺麻友が初の1位!指原V2阻む

 「AKB総選挙」(7日味の素スタジアム)

 昨年3位だったAKB48の渡辺麻友(20)が15万9854票を獲得し、初の1位獲得。“有言実行”でついに厚い壁を破り、AKBグループの頂点に立った。

 前年の覇者で、速報でも圧倒的1位だった指原の2位が発表され、その瞬間に自らの1位が確定した。その“ラストコール”を待つ間、手で胸を押さえ、体は小刻みに震えていた。発表された瞬間には、すでに大粒の涙が。雨中の会場から巻き起こった「まゆゆコール」に、大きく一礼して応えた。

 最後の最後に壇上に立った渡辺は、感涙で声を詰まらせながら必死のスピーチ。「私は2年前の総選挙のスピーチで、第1位になりたいという目標を掲げました。去年はその夢がかなわなかったのですが、その時は1位に向かってただひたすら頑張った1年だったので、ひたすら真面目に頑張って努力することだけがすべてではないんだなと思い、一瞬は1位になるという夢をあきらめかけてしまった…、そんな自分がいました」と、挫折の経験を口にした。

 その上で「でもそんな時に、ファンの皆さんがたくさん暖かい言葉をかけてくださって、次こそは絶対に1位を取ろうねって言ってくれて、私もその言葉を聞いて、こんなところであきらめてはいけないなと思い、次こそは絶対に1位を取るんだと固く決心しました。本当に、今日まであきらめないでやってきて良かったなと、改めて思います。自分の信じた道を行き、そしていつも応援して下さるファンの皆さんを信じてやってきて、本当に良かったです」とファンに喜びと感謝の思いを伝えた。

 これまでは、周囲のメンバーに支えられてきた渡辺が、初めて立った頂点。「今までは、先輩の背中を見上げながら、後に付いていくように活動してきましたが、もう先輩の背中を見上げて後に付いていくことは出来ません。これからはたくさんいる後輩たちが私の背中を見て、この先輩について行きたいと強く思ってもらえるようなメンバーになりたいと思います。AKB48グループの未来を見上げながら、初心を忘れず、たくさんの方への感謝の気持ちを胸に、前へと進んでいきたいと思います。本当に、本当にありがとうございました!」と、最後は満面の笑顔で話した。

 渡辺は、5月21日に発表された速報では、1位の指原に1万2000票あまりの差を付けられ2位。ファンに「ありがとうございます」と感謝の言葉を述べたものの、その表情には若干の落胆の色が浮かんでいた。

 そこから3週間、“アイドルサイボーグ”とも言われたまゆゆは、自分の殻を必死に破ろうと突き進んできた。速報から10万票以上を上乗せしての逆転劇。09年から4位、5位、5位、2位、3位と安定した順位を残してきたが、“6度目の正直”で栄光をつかんだ。

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