日本一の斬られ役 映画初主演に恐縮

 俳優の福本清三(71)、松方弘樹(71)、女優の萬田久子(56)、山本千尋(17)が8日、京都・二条城で、映画「太秦ライムライト」(14日関西地区先行上映)のプレミア試写会イベントに出席した。

 55年間の俳優人生で、斬られた回数は5万回超という“日本一の斬られ役”として名高い福本が、初めて主役を務めた作品。この日のイベントでも、殺陣の“実演”を披露し、ヒロインの山本にバッサリ斬られて観衆を沸かせた。

 普段とは違い、スポットライトを浴びる立場になった福本は、上映に先立った舞台あいさつで「主役なんて思っていなくて…。僕は今でもただの斬られ役です」と謙遜しきり。福本とは50年来の付き合いだという松方は「僕は福ボン(福本)を5~600回斬ってます。彼は普段からあまりしゃべらないけど、セリフがあったらもっとしゃべれない。今回はセリフが多かったので、監督に『ちょっと多いよ』って削ってもらいました」とエピソードを披露していた。

 この日の試写会は、国の重要文化財に指定されている二条城の二の丸御殿台所で実施された。同所で映画の上映が行われるのは、史上初だという。

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