松本人志 ストレス抱えやすい自責型
お笑いコンビのダウンタウンが13日、フジテレビ系のバラエティー番組「教訓のススメ」に出演し、臨床心理士からボケ担当の松本人志はストレスを抱えやすく、ツッコミ担当の浜田雅功はストレスがたまりにくいと指摘された。番組では「うつ病チェック」として、「ボケとツッコミどちらかと言えばボケだ」という問いを設定。コンビはうなずきながら聞き入っていた。
臨床心理士の緒方俊雄氏が講師役で出演し、「ボケは自責型」と指摘した。自責型とは2人の間に問題が起こったとき、「あのとき私がああしておけば」と自分を責めるタイプのこと。緒方氏は「たたかれたり責められる側で自分に責任を感じストレスをためやすい。そういった人はくよくよ考えてしまう」と解説した。
これに対し、2人の間に問題が起こったときに「お前が悪い」と相手を責めるのが他責型。緒方氏は「ツッコミ型は問題が起きたときに相手を責める側なのでストレスがたまりにくい」と指摘した。浜田は隣で下を向いて聞き入った。
さらに緒方氏は「ボケはたたかれたり、なじられりストレスが溜まる。非常に疲れるんですね」と指摘。松本は顔をしかめて何度もうなずいた。これを見た浜田は苦笑いを浮かべた。松本は「僕もう、2ガイ叩かれてる」と京(けい)の次の桁である10の20乗の回数、浜田からたたかれていることを疲れた表情で話した。
緒方氏は「漫才のボケとツッコミくらいならいい。これが学校や職場だといじめに発展しやすい」と指摘。さらに、「ダウンタウンさんは浜田さんがツッコミ、松本さんがボケということになっている。ただ、松本さんは単純なボケではなく、ゲストをツッコむ。そこでストレスを解放している。しかし、そうするとゲストがツッコまれ、ストレスが溜まる。そうすると今度は浜田さんが助けてくれる」と指摘。浜田がうれしそうに笑ったのを見て緒方氏は「うまく仕事の役割分担ができている。理想的なコンビです」と持ち上げた。