アラサーのグラビアアイドル、喜屋武ちあき（３０）が９月発売のシングルをもって、男装アイドルユニット「風男塾」を卒業することを２１日、ブログとツイッターで発表した。芸能生活１１年間のうち、８年を風男塾の“武器屋桃太郎”としてのキャラと両立してきたが、両立は「中途半端」になるとの判断で、卒業を決意したという。

　アニメや漫画、ゲームオタクとしても知られる喜屋武。今後はそういった「日本の文化に関わる仕事」をしていきたいという。なお、２０日夜放送の風男塾のネット番組でも卒業が発表されており、喜屋武のブログやツイッターには、卒業を惜しむ声が続々と寄せられている。

　喜屋武は卒業を報告したブログで「芸能活動１１年のうちの８年間という長い間、個人の活動と風男塾の活動を両立させていただいてきましたが、風男塾がどんどん大きくなればなるほど、両方に１００％の力を注ぐ器用さを私は持ち合わせておらず、全て中途半端になってしまうということを悩んでいました。」と明かした。

　卒業後は「今まで以上にお仕事を頑張りながら風男塾を応援していきたい」と思いをつづり、「いつかはこんな日が来ることはわかっていましたが、今回改めてたくさんの方が桃太郎を惜しんで下さり、８年間という長い期間がんばってきた甲斐があったと感じました。風男塾というかけがえのない宝物に出会えたことは、私の一生の自慢です。」とファンの応援に感謝した。

　卒業は秋以降。１０月１２日の日比谷野音でのライブにも参加する。

　ファンからは卒業を撤回してほしいとの声も寄せられているが、喜屋武はツイッターで「うーん…でももう決めた事だし滅多なことじゃなあ……。じゃあ今年紅白決まったら撤回する！いや冗談ですよでもちょっと本気…いやいや！笑」とコメントしていた。