橋下市長 「ヤジは議場の花」は最低

 橋下徹大阪市長が29日、読売テレビのトーク番組「たかじんのそこまで言って委員会」に出演し、東京都議の塩村文夏(あやか)議員が議場でセクハラ発言を受けたことに触れ、「ヤジはやめるべき」と訴えた。

 橋下氏は「セクハラ問題でよく誤解されるのは、人間関係があるかどうかなんです」と持論を語り始めた。「人間関係がある中で子どもに『早く結婚しろ』と親だから僕も言います。もうちょっと広がって友人知人関係ではある程度許されるかも分かりませんが、議員同士というのはそういう人間関係があるものではないですから。あの発言は今の日本社会ではセクハラになると思ってます」と語った。

 さらに、ヤジそのものについて「基本的にヤジもやめるべきだと思ってます」と強調。「知ったかぶりの政治評論家が『ヤジは議場の花』と言いますが、こんなのは最低のコメントです」と批判。「というのは、議員同士、議員と市長とは友人知人関係ではない。初めて顔を合わせたような関係で、たとえば自治会やPTAの会議でヤジを飛ばすかと言えば飛ばしませんよ」と議会のあり方に疑問符を投げかけた。 

 橋下氏は具体的な事例をあげ、「市議会でも、こないだ頭に来たのが。議員になって数年くらいしかたってない共産党の若造が僕の目の前でしょうもないことばっかり言ってくるんです。ヤジというのは社会人のマナーとして良くないと思います」と訴えた。

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