安西ひろこ パニック障害との壮絶闘病
タレント・安西ひろこ(35)が1日に放送された日本テレビ系「解決!ナイナイアンサー」に出演。10年年以上にわたり患ってきたパニック障害について、赤裸々に語った。安西はパニック障害で01年末から芸能活動を7年間休止し、08年にモデルとして復帰。しかし、無理がたたり、再び芸能活動を休止していたことを明かした。
スタジオに姿を見せた安西は「今は薬を飲むのをやめて、体調は万全」とアピール。「これから私、復帰します」と笑顔で芸能界復帰宣言も飛び出した。しかし、安西の口から語られた闘病生活は想像を超える壮絶なものだった。
安西は1996年に芸能界デビュー。ギャルのカリスマとして圧倒的な支持を受けていたが、2001年末に突如、芸能界から消えた。発端は、仕事現場で突然倒れたことだった。その後、パニック障害と診断され、芸能活動を休止した。
「最初は少しずつ頑張ってたんですけど、お風呂入ったり、トイレ行ったりすることがだんだんできなくなった」と安西。「床がゼリー状みたいになって、歩けない。平衡感覚がなくて、トイレまでほふく前進していた」と症状を明かした。
ほどなく部屋から一歩も出れなくなった。「いいじゃん、もう、死んじゃいな」という幻聴が聞こえたり、こもりきりの部屋から一歩も出られず、「汚い話ですが、尿とか便とか垂れ流していました」と衝撃の告白。
母親が働きながら、懸命に安西の世話も行う日々。その母親も実はかつてパニック障害を患っていたことを、後に知る。「地獄みたいな日々でした」。
休養から2年後の03年、ようやく母の助けを借りて少しだけ外に出られるようになり、電車に乗る練習などを経て、08年にモデルとして復帰。09年春に芸能界復帰宣言したが、その直後に、症状が重くなり、芸能活動を休止したという。
安西は09年、摂食障害で、体重が37キロまでに落ち込んだ時期があったことを明かしていた。