江川伝説 多くは「ウソ」と自ら訂正
元巨人で野球解説者の江川卓氏(59)が5日、関西テレビ「さんまのまんま」に出演。名前の由来や、インコースを投げなかった理由などさまざまな“江川伝説”について「ウソ」と否定するなど自ら解説。江川伝説を訂正した。
巨人ファンのさんまは「江川さんのことは江川さんより知ってる」と豪語。次々と江川伝説を披露した。しかし、江川氏はマウンド上と変わらぬクールな表情で、次々と訂正していった。
まずは『卓(スグル)という名前は、お父さんが麻雀中に生まれたから(麻雀卓から)ついた名前』という説に「それは後づけ。そういう風に思い込む人もいるからウソの情報を流したんですよ」と不敵な笑顔で否定。本当は「父が『(生まれてくる子供は)野球選手にするから、お尻の大きな子供になるように。野球選手として優(スグ)れた子に』と思いながら床入りしたから」と明かした。
また『インコースを投げなかったのは、高校時代、球が速すぎて(打者が)よけきれずにデッドボールを与え、退場した経験から』という説の真実は、全く逆だった。江川氏は「デッドボールに当たったからですよ」と告白。「左の耳が出血して、(今も)若干聞きにくいんです。それがきっかけで、『インコースは投げまい』と思ったんです」と明かした。
好き嫌いが多いことで知られる江川氏。鶏肉が食べられない理由は、小学生の時、夜店でひよこを飼い「ピーちゃん」と名付けてかわいがっていたが、ある日、学校から帰ると、姿が見えず、「(さばかれて)全く違う姿」となった“ピーちゃん”を見たことだった。江川少年は大変なショックを受け「その時、ピーちゃんに『鶏肉は食べません』と誓った」からだった。
さんまを驚かせたのは「(人気漫画)『キン肉マン』のモデルって僕なんですよ」との告白。映画化された時に作家のゆでたまご氏から直接言われたのだという。キン肉マンの主人公はキン肉スグル、兄は江川氏の実弟・中(アタル)氏からとって、キン肉アタルと名付けたという。こちらは伝説の“裏付け”となった。