氷室京介ライブで引退発言、HPで発表
ロック歌手の氷室京介(53)が13日、山口・周南市文化会館で行ったライブで、今月19、20日の横浜スタジアム公演を最後に「氷室京介を卒業する」と“引退宣言”と取れる発言をした。
ツイッターなどでファンを中心に大騒ぎとなったが、所属するワーナーミュージックは、本紙の取材に「スタッフは引退するなどの話は聞いていない。ライブ終了後に担当者が本人から真意を確認する」とコメントした。
氷室はライブ中のトークで“氷室卒業”を切り出し「思うようなパフォーマンスができなくなったら引退しようと思っていた。今回のツアーでイメージ通りにできないことがあり、スポーツ選手が引退するように、氷室京介を引退しようと思う」という趣旨の発言をしたという。
ライブ終了後、氷室側は公式ホームページで「ファンの皆様へ」と題したメッセージを掲載。「氷室京介本人がステージ上で音楽活動への引退の方向を表明しました。急な発表となり、ファンの皆さまを驚かせてしまったことをお詫び申し上げます」とファンに謝罪。さらに、「正式には7月19、20日に予定している横浜スタジアム公演、および来年企画しているファイナル・コンサートをもって氷室京介としてのコンサート活動を休止させていただく意向です」とした。そのほかの音楽活動については改めて報告するとしている。
氷室はBOOWYのボーカリストとして1982年にデビュー。解散後、88年にソロデビューし、ロック界のカリスマ的人気を誇っている。4月3日にスタートしたソロ25周年記念ツアーは、19、20日の横浜公演のみを残している。