官兵衛 毛利に信長討死告げて大丈夫?

 13日に放送されたNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(日曜、後8・00)の第28回「本能寺の変」の視聴率が関東地区で17・5%(関西22・1%)の高数字だったことが14日、ビデオリサーチの調べで分かった。戦国末期の大事変を“定説”に沿って描きながらも、羽柴秀吉軍の中国大返し前夜が描かれた最終盤で、視聴者を驚かせるまさかの展開に。ドラマにとっても“大一番”となる次回、毛利軍の諜略をどう描くのかが話題となっている。

 豊臣秀吉の天下統一を支えた天才軍師・黒田官兵衛(岡田准一)の物語は、いよいよ佳境に突入。春頃の低迷から“V字回復”した視聴率も関東地区は今年3位、ドラマの舞台となる関西では今年2位の数字となった。

 13日の放送では、本能寺で織田信長(江口洋介)が明智光秀(春風亭小朝)の謀反に「是非に及ばす」と吐き、壮絶な最期を遂げた。備中・高松城を水攻め中に本能寺の変を知り、取り乱す秀吉(竹中直人)に、官兵衛が冷静に「ご運が開けましたぞ」と天下取りの好機と進言する名シーンが描かれた。

 しかし最終盤。これまでの戦国ドラマでは、官兵衛が対峙する毛利軍側には信長の死を隠し、だまし討ちの形で和睦を結んで、中国大返しに出るのが“定説”だったが、「軍師官兵衛」では密会した毛利側の外交僧、安国寺恵瓊(山路和弘)に、官兵衛がいきなり信長討死を伝えた。

 13日放送はここで終わり、次回「天下の秘策」の予告に。ツイッターやネット掲示板などには一斉に「恵瓊にバラしてどうするんだ!?」「和睦を結べないだろ」「大返しできんのかよ?」などと驚きの書き込みが相次いだ。

 ただ一般的には歴史ドラマで史実とかけ離れた描写は歴史ファンから批判が殺到しやすいが、今回大河は物語展開への支持が高い様子で、「バラすのは斬新」「逆に次回が楽しみ」との声が相次ぎ、期待感が高まっている。

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