アイドルグループ「スマイレージ」が１５日、東京・日本武道館で初の単独公演を行った。客席には、３月に喉頭がんを公表し、闘病中の音楽プロデューサー・つんく♂（４５）も姿を見せ、“教え子”たちの晴れ姿を見届けた。３月６日のがん公表後、つんく♂がライブの現場を訪れたのはこの日が初めて。

　２００９年４月の結成から６年目でたどり着いた“聖地”のステージに、リーダーの和田彩花（１９）は１曲目から感極まって涙。「本日、ここ日本武道館で大暴れするのは、私たちスマイレージです！！」と誇らしげに宣言すると、初披露の新曲「地球は今日も愛を育む」（８月２０日発売）など２３曲で全力パフォーマンス。ピンクのドット柄マリンルックを含む衣装８変化でも、ファン８０００人を盛り上げた。

　田村芽実（１５）は「ごほうびとしていただいた武道館公演。生きてきた中で一番幸せな日になりました」と充実感を漂わせた。

　会場には、モーニング娘。’１４ら「ハロー！プロジェクト」の仲間が初武道館のお祝いに駆けつけ、がんで闘病中のつんく♂（４５）も、関係者席からスマイレージの晴れ姿を見届けた。

　ライブ後、つんく♂はツイッターで「久々のライブ現場。スマイレージの初単独武道館わず。メンバーもファンの皆さんも大きな思い出になったことだろう。でも俺にとっても感極まる沢山の感動があった。全てに感謝だ。ありがとう」（※原文まま）と感極まった心境をつづった。フェイスブックにも同じコメントを投稿している。