尾木ママでおなじみの教育評論家・尾木直樹氏（６７）が１９日、ＮＨＫのトーク番組「土曜スタジオパーク」に生出演し、反逆児だった高校時代を激白した。

　尾木氏はもともとは高校教師だった。それでも以前は「先生が嫌いだった」と明かした。その理由の１つに「中学３年生の時に、先生に間違えて叩かれたの。先生が大好きでべったりだったんだけど」と話した。

　２つめは高校１年の時。尾木氏は「高校に入って体育の先生がね、悪さしてたたくならまだ分かるわね。ぼく、嫌いだけど。でも、指導の手段として（運動が）出来ない子にいちいち蹴りをいれるんです」と体罰教師と遭遇したことを語った。

　器械体操の授業で、尾木氏は運動神経が良く、見本演技をするほどだったというが「友達がばんばん蹴られるので我慢できなくなって」、ある日、「先生、やめてください。憲法違反です！」と注意した。尾木氏は「本当は学校教育法違反なんだけどね」と笑いながら振り返った。

　すると教師は「そんなことを言うなら授業を受けるな！」と逆ギレ。「僕は純粋な少年だったから『じゃあ受けません』とずっとボイコットしたの」と話した。学期が終わる頃、体育の成績にがくぜん。「体育の単位３０点が合格なのに、僕は普通なら８０、９０点なのに２９点で赤点がついたの」と話した。父親の仕事の都合で四国に転校し、もう一度１年生からやり直すことになったという。

　尾木氏は「それで先生嫌いになったの」と話した。それでも教師になったのは、「母親からあなたは先生が一番向いている」とすすめられたことが要因だったと明かした。