氷室京介「左耳の調子が悪い」と明かす
ロック歌手の氷室京介(53)が19日、神奈川県の横浜スタジアムで行ったツアーファイナルの初日公演で、「左耳の調子が悪い」と明かした。
氷室は13日に山口県で行ったライブで「氷室京介を卒業しようと思う」などと発言。この日のライブに集まったファンに卒業の理由を語った。
氷室は「もともと右耳の調子が悪かった。左耳がきき耳なので左を頼りにやってきた」と述べた。しかし、その左耳もある一定の音程になると聞きとりにくくなってきたことを明かし、「このままライブをやっていくのは難しい」と判断した。
ファンに「人に寿命があるように、俺にミュージシャンとしての寿命が来たってことかな」と説明。「お前ら」と親しみを込めて語りかけ、「“氷室京介”はお前らが作ってくれた存在。今日と明日でお前らに返して、俺はまたできることをやっていくよ」と、ファンに感謝した。
満員のファンは氷室の言葉を一言も逃すまいと、静かに真剣に聞き入った。氷室は20日も同所で25周年記念ライブを行う。
氷室は13日のライブのトークで突然、「思うようなパフォーマンスができなくなったら引退しようと思っていた」「氷室京介を卒業しようと思う」などと発言し、ファンの間で騒然となった。