的場浩司が悪戦苦闘「大阪弁は難しい」
俳優の的場浩司(45)が19日、大阪市内で行われた主演映画「ナニワ銭道」の初日舞台あいさつにダブル主演を務めた窪田正孝(25)とともに登場した。大阪の繁華街・ミナミを舞台にした同作の撮影中、大阪弁のセリフに悪戦苦闘したことを明かした。
金銭に執着する「銭師」を名乗る関西人の小藪蛙次役を演じた的場は「大阪弁は難しいです」と素直に告白。「今まで何本も大阪弁の芝居はやらせてもらっていますが、毎回ニュアンスが違う」と説明。今作は埼玉県出身の的場と神奈川県出身の窪田以外の出演者は関西人が多く、周囲から「違うよ」と指摘されながらの撮影で苦労したという。
的場は一生懸命にテープを聞いて勉強したり、方言指導の先生に何度も「大丈夫?大丈夫?」と確認しながら撮影を進めるなど最善を尽くした。それでも特訓の成果を問われると「それは分からない」と苦笑いだった。
ほとんどが関西人で占められた客席に向かって「長い目で優しく見てください。『違う、違う』と言わないようにお願いします」と懇願していた。
同作は青木雄二プロダクションの漫画「ナニワ銭道‐もうひとつの『ナニワ金融道』」を原作に映画化。「ミナミの帝王」シリーズの萩庭貞明監督がメガホンをとった。的場は「この先、窪田と一緒に皆でパート2、パート3と作品ができればうれしいです」と続編の製作を熱望していた。