官兵衛“大一番”ネット実況も沸騰
20日に放送されたV6・岡田准一主演のNHK大河ドラマ「軍師官兵衛」(日曜、後8・00)が、放送時間中にツイッターやネット掲示板に1万件超の“実況書き込み”が殺到する盛り上がりをみせたことが分かった。
20日は物語の山場となる第29話「天下の秘策」。本能寺での織田信長討死の報を受け、羽柴秀吉(竹中直人)軍の軍師・黒田官兵衛(岡田)が、備中で対峙する毛利軍に策謀を仕掛け、和睦を結び、中国大返しに出る様が描かれた。
ドラマが放送された時間帯にあたる20日午後8時からの1時間に、ツイッターでは「官兵衛」関連のツイートが7000件超。大手ネット掲示板にも放送を見ながらの実況書き込みが約6000件あった。
ネット上では官兵衛に扮する岡田の“怪演”も人気に。密会した毛利側の外交僧、安国寺恵瓊(山路和弘)に参謀2人で天下を動かす策を持ちかけた際に浮かべた腹黒い笑みや、毛利軍本隊に信長討死を隠したまま和睦を結んだ際のほくそ笑みには「この腹黒さがたまらん」「ダークすぎる」「アイドルのイメージが消えた」と高評価の書き込みが相次いでいる。
一方、官兵衛の“だまし討ち”と描かれることが多い毛利諜略に関しては、「軍師官兵衛」では毛利軍の知将・小早川隆景(鶴見辰吾)との壮絶な駆け引きを中心に描かれた。後に小早川隆景が毛利輝元とともに、秀吉政権の「五大老」となる史実を念頭に、毛利軍が秀吉に“恩を売る”ストーリーが展開され、放送後は歴史ファンからも評価の高い書き込みが集まっている。