日本人の半数「韓流は終わった」
韓国メディアが21日、“日本人の半数が韓流ブームは終わったとみている”と報じた。韓国文化産業交流財団が韓流ブームに関する世界11カ国・地域での実態調査を実施。その結果を21日、発表したもので、韓流ブームが今後続く期間を問う質問に、日本人の400人中5割が「すでに終わった」と回答したことが分かった。
聯合ニュースが伝え、朝鮮日報(電子版)などが報じている。
韓流ブームが続く期間を「1~2年」と回答した日本人は19.5%、「3~4年」は16.3%だったという。また、「4年以内に消える」と回答した日本人は全体の85.8%に達する半面、「10年以上続く」との回答は6.1%にとどまった。
一方、11カ国・地域全体では「すでに終わった」と回答したのは13.0%に過ぎなかった。
同財団は報告書で、韓流ブームに対する日本人の否定的な見方について「高まる反韓感情が反映された」と分析した。調査は日本、中国、米国、フランス、ブラジルなど世界11カ国・地域で、今年1~2月に実施された。
日本の「韓流ブーム」の火付け役となったのはペ・ヨンジュン&チェ・ジウ主演のドラマ「冬のソナタ」だった。03年にNHKのBSで放送され、人気を呼び、04年にはNHKの総合テレビで放送され、“冬ソナ”ブームを巻き起こした。
冬ソナブームをきっかけに、韓国のドラマや映画が日本に大量に輸出され、韓国の放送番組の日本への輸出額は、この10年で約20倍となった(2013年時点)。
しかし、日韓関係の悪化などを背景に、韓国ドラマのDVDの売り上げは11年から低迷し始めている。