小保方氏側、Nスペ新疑念にも回答断る

 理化学研究所・小保方晴子氏の代理人を務める三木秀夫弁護士が29日午前、大阪市内で取材対応。27日放送の「NHKスペシャル」などが、小保方氏への新たな疑念を提示して回答を求めている現状について、現段階では小保方氏にSTAP細胞の有無を確認する検証実験に集中させたい意向を示した。

 小保方氏は現在、連日、神戸市の理研施設で検証実験に参加している。回答を控えているのは小保方氏の意向かとの質問に、同弁護士は「小保方さんもそうですが、むしろ我々を含め支えてる方々(の考えでも)もあります」とした。そのうえで、「正直言って、さまざまなご質問をいただいてます」とNスペに限らず、各方面から質問が集まっている現状を説明。ただ、科学分野の複雑な問題で、理研や各方面との関係も複雑化していることもあるようで「(回答を)検討するにしても、すぐにすむわけでない。方々に確認する必要もあるだろうし、そうすると(再現実験)1点に集中したいのに、負担がかかる。また次の質問も飛んでくるだろうし、このため回答を控えたい、とお答えしているという現状です」と説明した。

 Nスペに関しては、22日までに小保方氏側が回答を断っており、23日夜にはNHK取材陣が追跡取材をかけて小保方氏を負傷させる騒動も。ただ27日の番組内では、独自入手した小保方氏の実験ノートに、11年11月の「キメラマウス」の作成初成功時の記述がないこと。問題発覚後に小保方氏の研究室の冷凍庫から見つかった、別の万能細胞であるES細胞が、本来別の場所にあるべきものとの旨の証言を得て、番組内で「私たちはこうした疑問に答えてほしいと考えている」と求めている。

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