中井貴一VS阿部寛 映画会見で対立?

 俳優の中井貴一(52)が30日、都内で主演映画「石榴坂(ざくろざか)の仇討(あだうち)」(9月20日公開)の完成報告会見を阿部寛(50)、若松節朗監督(65)と行った。

 作家・浅田次郎氏原作の時代劇で、中井は主君の仇を追い続ける彦根藩士を、阿部は追われる刺客を演じる。映画にちなみ、仇討ちしたいと思ったことがあるか尋ねられた中井は、「しょっちゅうですね」と即答。「割と根に持つ方なので」と自己分析して笑いを取った。阿部は「僕は性格がいいんでありません」と中井の発言を逆手にとって対立を演じ、ニヤリ。中井は苦笑いで応戦した。

 2人はこれまで映画で共演経験はあるが、「『麒麟の翼』では「僕が遺体で、阿部さんが刑事」と中井が説明するようにセリフを交わす設定はほぼなかったという。今回は本格初共演となったが、撮影現場での日常会話はほとんどなし。13年間、阿部演じる男を追い続けると役柄とあり、中井は「阿部さんが気を遣ってくれて、お互い会話を交わさないようにしてくれた。(撮影地の)京都でご飯にでも行きたいと思いつつ、行かないままでした」と残念そうに振り返った。

 今では過去のものとなってしまった武士の誇りを正面からとらえた作品に、中井は「男子のDNAの中にある武士道を映画の中に出せればと心がけた」とPRした。

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