Berryz工房 事実上の解散
今年3月に10周年を迎えた7人組女性アイドルグループ、Berryz工房が2日、東京・中野サンプラザで行ったハロー!プロジェクトのコンサートツアー公演のステージ上で、来春をもって無期限活動停止することを発表した。“ももち”こと嗣永桃子(22)が「解散というと私たちの大事なものがなくなってしまう気がする」と“無期限活動休止”という言葉を使ったが、事実上の解散となる。
13年11月には念願の初の日本武道館公演を開催。今年のデビュー記念日、デビュー10周年にあたる3月3日のライブでは、キャプテンの清水佐紀(22)が「20周年、30周年と続けたい。海外にも積極的に行きたい」と話したばかりだった。
合同ライブのオープニング。7人だけがステージに残ると、清水が「みなさんにご報告があります」と切り出し、活動停止を報告すると、直前まで大盛り上がりだったファン2200人は静まりかえった。
菅谷梨沙子(20)は「これからも頑張っていきます」と号泣。嗣永が「Berryzは私たちの青春のすべてで大切な存在。なくなってほしくないので、解散という言葉ではなく、活動停止という言葉を選んだ」と説明し、涙をポロポロこぼすと「続けて~!」という声援が飛んだ。
スタッフを交えて今後について話し合い、今春のツアー終了後に7人が「活動に一度区切りをつけたい」と申し出たという。
デビュー当時は大半が小学生だったメンバーも、全員が成人となり、「それぞれの将来を考えたのではないか」(関係者)という。
プロデューサーのつんく♂(45)は公式HPで、「非常に残念ではあります」としながら「彼女たちが次のステップに向かう良いきっかけになるのではないか」と記した。
【Berryz工房】
2004年1月、都内でお披露目イベントを行い、ひなまつりの3月3日にCDデビューすることを発表。ハロプロの中でもキッズだけのグループは初めてだった。グループ名は、小さな果実の「Berry」と音楽をクリエートする「工房」を合わせたもの。