小保方氏側笹井氏自殺に動揺 発言自粛
理化学研究所・小保方晴子氏の代理人を務める三木秀夫弁護士が6日朝、大阪市内で取材対応した。
前日5日に、小保方氏の指導役でSTAP細胞論文の共同執筆者だった笹井芳樹氏(理研CDB副センター長)が自殺した件に関して、当面、小保方氏側からのコメントなどの発信を控える意向を示した。笹井氏が小保方氏に宛てた遺書に関しては、まだ本人に届いていないという。
三木弁護士は、小保方氏が精神的に大きなショックを受けていることなどに配慮し「様々な状況を踏まえ、コメントなども控えさせていただきたく、ご理解ください」と話した。笹井氏の訃報から一夜明けた小保方氏の様子については、体調急変や入院などはないとしたうえで「詳細は控えたい」とした。
小保方氏へのケア態勢に関しては前日に理研と話し合い、理研側は信頼のおけるスタッフ2人がケアに当たっている。今後も状況をみながら協議する。
小保方氏宛に笹井氏が「あなたのせいではない」「STAP細胞を必ず再現してください」と記したとされる遺書に関しては、「まだ、今朝時点でも彼女本人に届いてないと理解している。いま警察に保管されていると認識しています」とした。
三木弁護士の事務所には、前日から数十通、小保方氏に向けた激励のメールなどが届いているという。「小保方さんが精神的にショックを受けていることを心配する内容」が多いという。