代理人、小保方氏に「静かな環境を」
理化学研究所・小保方晴子氏の代理人を務める三木秀夫弁護士が8日朝、大阪市内で取材対応し、小保方氏に静かな環境でSTAP細胞の有無を確認する検証実験を進行させたい意向を示した。
5日にSTAP細胞論文の共同執筆者だった笹井芳樹氏(理研CDB副センター長)が死去し、大きなショックを受けている小保方氏の近況については、引き続き「申し訳ありません。私から説明することはできません」とした。
検証実験への参加状況や、入院や治療などの有無に関しても明かさず「現時点でコメント出すために何かをしていることはありません」と話した。「弁護団としては(小保方氏が7月から)検証実験に参加して以降は、それが静かに進行できるよう、側面からサポートするのに徹して進んできた。今後も基本的に変わりはありません」と説明した。
理研も公式HPに7日付で、今回の笹井氏の訃報を「早すぎる死を防げなかったことは、痛恨の極み」とし「今、大切なことは、この不幸がこれ以上周辺の関係者に影響を与えないことであると認識しております」「関係者の精神的負担に伴う不測の事態の惹起を防がねばなりません」と記載。小保方氏を含めた関係者の「動揺と不安は深刻」として「いましばらくの時間と静寂な環境を与えていただくことを切にお願い申し上げます」と求めている。